「あのときのこどもさん」が懐かしさでいっぱいだったという話

ツイッターでビーダマンとミニ四駆の漫画が流れてきて、
カメントツ先生の漫画なつかしさとおもしろさでいいな~とおもっていたら
コミック発売との情報を知り発売日に即買いしました。

ただ、どたばた仕事してる中で読むのもいやだったので
週末ゆっくり時間をつくってようやく先ほど読み終えることが出来ました。
読んだら色々感情が溢れたので感想文書こうかなと思います。

ともかくいろんなことがあるあるで懐かしくてとてもヨキでした。

特にヨキだなと感じたのが
ホビーとかオカルトみたいなこんなんあったな~というのもそうなんですが、
それ以上に、その時に感じたワクワクとかドキドキとか「わかる!わかる!」
というシーンにありふれててさらに懐かしさがマシマシになりました。

それと同時にどこか遠くつながりのない「誰か」も
自分と同じように当時のホビーやオカルトに一喜一憂していたことを知ると
すこしうれしい気持ちにもなりました。

ちなみに好きな話は遊び道具持ち込み禁止で派生した、
勉強道具に擬態して紛れ込んだ遊び要素のある文具シリーズのお話です。
いまでもそこまで意識してないけれど確かに学校に持ち込める遊び道具として
この手のシリーズは子供たちの抜け穴でよくできた商品なんだ!
ていうのをいまさらながらに気づきました。
当時のホビー担当の大人の皆さまありがとうございます。

さらに、それらも禁止される中で子供たちが自分たちがノートや鉛筆を使って
自分たちで遊びを作るという流れとか武器のインフレとかなつかしい!となりました。
ちなみにですが自分はグルグルのトマの魔技師に憧れていて道具屋もしていました。

あとあと、禁酒と密造に例えていたのが「それだ!」となり
あのときのもろもろ起きていたドキドキ・ワクワクの原動力が
どこに潜んでいたのかなんとなく見えて気がしました。

そんなこんなこともありこの話は懐かしさに加えて
改めていろいろ気づけたこと含めてええ話だな~となりました。

次巻が2024年9月らしくまだまだ先なので待ち遠しいですが、
ゆっくり他のところに寄り道しながら待ってみようかなと思います。


最後となりますが、
24ページにある縦絵と一文がすごくいいなと思いました。

下校の帰り道の先に立ち込める入道雲にかかる飛行機の影が
当時ぼくらがあのとき感じた漠然としたワクワクと不安が象徴されているようで
なんかいいな~となりまいた。

さらに、そこにここに書かれている一文により、
この一喜一憂が「ぼく」だけではなく「ぼくら」としての
仲間意識みたいなものがうまれていて少し暖かい気持ちになりました。
不安は薄くなるけどうれしさは倍増するという理屈もなっとくです。


    「ぼくらは、あのとき・・・
            そんな”こども”だった。」